誰かが言った。
人生の悲劇は二つしかない。
金のない悲劇と金のある悲劇。
世の中は金だ。金が悲劇を生む。
っていうワンフレーズから始まる作品。
投資ファンドのダイナミックさがわかる作品でした。脚色はあるもののそれでも面白いと思います。
ファンドによる日系の大企業の買収劇を取り上げ、経営、雇用、労働のあり方について問いかける刺激的な作品です。ファンドは自分の利益のためだけに会社のことなど全く考えないハゲタカなのか、それともバブルのツケを清算できないしがらみだらけの日本の経営を立て直す救世主なのか。これは本当に見るべきシリーズです。あまりに面白すぎてもう全話3回以上見ていますw
医龍、HERO、グッドラックのように特定の職業をテーマにしたドラマは数多くありますが、その中でも面白かったです。
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デューデリ、資本流動化、仮差押えの申し立て、民事再生、特別背任罪、スポンサー選定手続、貸し渋り、ターンアラウンドマネージャー、コストカッター、大量保有報告書、買収防衛策、第三者割当増資、鞘取り、買収完了条件などなど気になるワードもわかりやすく学ぶことができます♪w
そして大森南朋さんがとてもかっこいいです。
こんなセリフが出てきますよ
「日本を、買い叩く!」
「しがらみいっぱいの日本企業で、何ができるか、見させてもらいますよ。」
「一緒に日本を買い占めましょう。まだまだ甘ちゃんの、この国を」
「助けにきたんですよ。瀕死の日本を」
「誇りでメシが食えますか?」
「我々はハゲタカだ。最後までハゲタカなりのやり方を通させていただきます。」
「アラン、お前にはまだ何も見えていない」
「ようやくご報告できそうです、あれからの私を…」
「地獄だよ、日本は。生ぬるい地獄だ」
「マーケットの世界に一度足を踏み入れたら、なかなか抜け出せない」
「札束で顔をひっぱたいて楽しんでいたんだろ」
「俺はあんただよ」
「おれたちは部品なんだよ」
「誰かになるんだよ、守山」
「こんな時代だからこそ、夢や希望を語るリーダーが必要なんです」
「私は通訳と話しに来たのではない。」
「鷲津…俺だよ…。頼むから…あの車に…俺を乗せてくれよ…なあ…頼むよ…」
「行きますよ、焼け野原に。資本主義のね。」