東野圭吾の150万部ベストセラー。
最愛の人が奪われたとき、あなたはどうしますか?
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 101回
- この商品を含むブログ (274件) を見る
正義って何なのか考えさせられる作品です。
娘を殺された父親が加害者に復讐する気持ちもよくわかるし、
そんな父親を追わなければいけない警察の苦悩もよくわかります。
少年犯罪の問題点を如実とし、とても深い問題を提起している気がします。
よく法律は絶対的で強烈だと言いますが、あんまり絶対的には思えない気がします。
人々が幸せに暮らせるように法律を作っても、そのルールの下でその法律を悪用するものが必ず現れる。
量子的というか、不連続的というか、法律にはそんな矛盾を感じてしまいます。
政治も経済も社会も最適化問題でなく、一筋縄で解ける問題ではないと思います。
結局、社会はいたちごっこの複雑系で、法律を志すのは難しいと思いました。