STAP細胞の問題を通じて思うことがあった。
理系全般にあることだが、基本的に「誰かにわかりやすく説明する能力」が問われる。
よく「お前の言っている意味がよくわからない」と言われる。
たぶん説明力不足なんだろうなと最近はつくづく思う。
もし中学生や小学生、お年寄りと会話していたら相手にわかりやすく説明する努力はする。
でもどうだろう?
相手が東大生の場合、わかりやすく説明する必要はあるのか?
きっと相手もわかるんだから、テクニカルワード全開で説明してもきっと話は通じる?
それは間違いだと僕は思う。
東大生の中でもたぶんボラティリティがある。
東大生の理科三類の人が東大理科一類の人に何かを説明しても話が通じないように…
偏差値が20違うと相手への情報伝達量は間違いなく起きる。
僕はそれをGoogleのフォーラムで学んだ。
たぶん、Googleのフォーラムで質問してくる人たちは大体お年寄りだと思う。(僕の予想)
若干質問の意味がわからなかったり僕はするw
「GmailでYahoo!メールを受信しているのですが、最近受信できません。どうにかしてください。」
とかいう質問がたまにある。
最初は「これは一体??」と思っていた。
でも、質問の相手はお年寄りだと思えば話は見えてくる。
話が通じないのは基本は当たり前だ。
テクニカルワード全開で回答してもどうりでマイナス評価がやってくる。
おじいちゃんにもわかりやすい姿勢で回答してあげる心がけが大事だ。
とにかくエンジニアには悪い癖がある。
他人がわからないことがわからないからだ。
自分があたりまえだと思っていることを他人に上手く説明する能力が大事だ。
小保方さんのSTAP細胞ももしかしたらあるのかも知れない。
でも小保方さんはその存在の説明を一般人、査読してくれる科学者にわかりやすく説明する能力を怠ったのだ。
「パブロ・ピカソ「キュビズム」と作品の変遷」の画像 わくわくアート情報/絵画の見方・買い方
アインシュタインやピカソが死後に世間に認められるケースはこうゆうことだ。
あまりに凄すぎて、その凄さを理解できる人物がその時代に他にいなかったというだけだ。
ノーベル賞っていうのは誰にでもわかるようにその説明責任を果たしている。
STAP細胞の再現実験も残念ながらうまくいかなかった。
だから、理系のみなさん「相手にわかりやすく説明する力」をつけましょう。
その能力がないと変人扱いされますよ。