格安SIMの前にアドネットワークとは何か?
アドネットワークとは広告を掲載できる媒体を広告配信ネットワークにすることにすることで広告主がまとめて出稿できる仕組みのことを言います。
wanavi.net
引用:
https://wanavi.net/adnetwork-list
もう少し噛み砕いて説明をしましょう。
テレビで「FNNネットワーク全27局で同時配信」だとか…
と聞いたことはないでしょうか?
何をしているかと言うとフジテレビは自社で放送局を一つのグループにすることで、
北海道でも沖縄でも全国放送ならフジテレビの番組を流せばいいので
東京キー局は地方局と組むことで、番組制作が楽になるわけです。
なにしろ、東京で放送されている番組を地方で流せばいいだけですからね。
また飛行機で「ANAスターアライアンスの共同運航便にて運行しています」
というフレーズは聞いたことありませんか?
自社独自の航空路線を組むより、他社と提携して共同運航便を飛ばしたほうがコストにあっているからです。
ネットワークは自社で組むより乗り入れたほうがコスパが良い
昨今はMVMOの格安SIMが流行っていますよね?
テレビ局のFNNネットワークとか…
docomo系格安SIMは本質的には全く同じです。
地方のFNN系テレビ局は自社で番組を制作するより、FNNネットワークに入って東京キー局の番組を流した方がいいからテレビ番組の構成が楽です。
なので、地方局はそのネットワークに入ることで番組を使わせてもらえるんです。
話は変わって格安SIMになりますが…
テレビ局からなぜに格安SIMって思いますよね?
格安SIMにもdocomo系格安SIMやsoftbank系格安SIM、au系格安SIMという考え方があります。
格安SIMはそれぞれdocomoのネットワークを使わせてもらっているから安い
softbankのネットワークを使わせてもらっているから安い
auのネットワークを使わせてもらっているから安い
わけです。
だって、格安SIMが今から全国に電柱を立ててネットワークを構築していたら大変ですよね?
LINEMOもUQ MobileもOCNモバイルも自身でアンテナを立てずに、大本のdocomo、softbank、auのネットワークを貸してもらっているんです。
先程の飛行機のスターアライアンスのお話と少し似てきませんか?
アライアンスを組めば、ユナイテッド航空は自社単独でニューヨークーシンガポール便を飛ばさなくていいわけです。
日本ーシンガポール便は同じスターアライアンスのシンガポール航空のコードシェア便にすればいいわけです。
「格安SIMを貧乏」という人に言いたい
自分「格安SIMに乗り換えたんだー」
知人「お金ないの?格安って」
みたいな反論をたまに受けます。
格安SIMは自社で山奥に電柱建てるようなことはしないんです。
だったら、山奥に電柱を立ててくれたひとと仲良くして使わせてもらえばいいわけです。
だから格安SIMにはdocomo系・softbank系・au系みたいな〜〜系という言葉があるんです。
ん?さっきの飛行機の話に似てきたなって思いませんか?
スターアライアンス系・スカイチーム系・ワンワールド系の航空会社に別れているわけです。
これって格安SIMでいう docomo系・softbank系・au系のSIMと似ていると思いませんか?
格安SIMにもdocomoネットワーク、ソフトバンクネットワーク、auネットワークを乗り入れて使わせてもらっているんです。
でも格安SIMって安いけど、安い理由にはならないじゃん
という反論が聞こえてきそうです。
ネットワークは「同一品質」というのはよく聞きますが、
格安SIMが格安な所以はサポートがないからです。
格安SIMユーザはドコモショップなどでサポートを受けるには有償なんですね。
安い代わりにサポートがないです。
ANAの飛行機だったら美人なスチュワーデスが出て来て、日本語で「コーラが飲みたい」とか注文できるけど…
コードシェア便の飛行機は安い代わりに英語で注文しないといけないわけです。
格安SIMを使うこと・コードシェア便の航空会社を使うことはニアイコール
どうでしょう?格安SIMが格安な所以がわかってきたのではないでしょうか?
おいしい話があると「危ない、詐欺かもしれない」と無条件に拒絶するのはやめたほうがいいです。
PayPayが登場したときも 「詐欺かもしれない」
格安SIMが出たときも 「格安だから電波が通じないかもしれない」
GoToキャンペーンが始まったときも「お金が戻ってこないかもしれない」
と思ったはずです。
でも実際はどれも本当に実現しました。
大事なことは…
なんでもかんでも美味しい話に乗ると詐欺に合うかもしれませんが、自分の頭でよく考えてどうしてこの安さが実現しているのか納得して決断することが大事です。
そうすればこれから賢い選択ができるようになりますよ。