
生成AIはもはや使うか使わないか?の議論ではない
大企業の多くが、「生成AI」の活用を模索している。
そして社員に生成AIの活用事例を作れと尻叩きをするのが今の日本の現状である。
生成AIは今まで人手で行っていた作業を使い方しだいでほんの数秒で終わらせることのできる魔法なのだが、
「この仕事、生成AIで終わらせました」
「この仕事、自動化しておきました」
と上司に報告するかが極めて評価に左右する。
めっちゃ残業している人が「仕事頑張ってるな」と評価される時代終焉を迎えて、何をしてるんだ?と言われる時代になってきている。
生成AIというのは100%の自動化ではなく、プロンプトを入力する限りAIが頑張ってくれる一度限りのAIに過ぎない。
泥臭い仕事をした人が評価される謎な風習の日本

引用:
https://note.com/lynx0906/n/n03aabef03147
昔は24時間働けますか?がキャッチコピーで一世を風靡したリゲインですが…
この24時間戦えますか?というのはもう「人」が24時間戦う必要はないのである。
24時間戦ってくれるロボットを作ることが非常に重要で、そのロボットを作成したにもかかわらず、ロボットではない見せかけるのが自動化で肝になってくる。
テルマエ・ロマエの古代ギリシャ人は生成AIを使えていない現代人

引用:
https://ameblo.jp/kokoronougokutoki/entry-12508607608.html
テルマエ・ロマエのワンシーンで古代ギリシャ人が現代の日本の銭湯にあるマッサージ機に感動して、
古代ギリシャで人力のマッサージ機を作って、人々を喜ばせたというワンシーンがある。
これが今の日本で起きていて、
生成AIを使いこなす若手社員が人工知能のことを全くわからない上司を驚かせるという構図である。
「もう終わったの?」と驚いている上司がいることも少なくないわけである。
しかもAIは定期実行できるので、1回ではなく未来永劫自動化できる。
それゆえ、AIの使用を自動化できるかできないかでアウトプットに大きな差が生じるのである。
生成AI利用者は「AI利用」を公言する人たちと「AI利用」を隠す人たちで二分される
これはプライベートでも仕事でも「AI使用を公言するのか?」という議論が間違いなくある。
人工知能を使って世界中のお寿司を学習したロボットが作った寿司
銀座久兵衛の職人が握ったお寿司
どちらがおいしいのか?論争に発展する。
生成AIを使って仕事を遂行するサラリーマンと、人力で頑張るサラリーマンの差がこれからどんどん表面化してくる。
今は生成AIを使っていることを隠しておいた方が効能が高いフェーズだと思っていて、
どこでAI使ったの?など無駄な説明が発生するので、何も言わずに作業をこなすのが最適解である。
AIを使ったと公言しないしたたかさ
仕事の成果も、映画のクオリティも、料理のおいしさもすべてはその成果物に対して評価が行われるべきであるが
「AI」を使ったというと「ズルをした」「インチキだ」という人が少なからずいる。
なので、基本は「AI」「AI」と言わず、やってる体でアウトプットしたほうがいい。
自動車が普及して、職を失った飛脚の気持ち
歴史の授業だと文明開化の素晴らしさが語られているが、文明開化で職を失った飛脚の思いなどは語られていない。
これと同じようなインパクトが労働環境で起きているけれど、
車の有用さに気がついてすぐに車を導入する「飛脚」と車のスピードに圧倒されてたちすくす「飛脚」がいるように
生成AIを使いこなすサラリーマンと、同じくらい頑張っているのに成果が出ないサラリーマンに二文化されてしまう。
タクシーに乗ったら地図を開く運転手がいたら嫌でしょう
タクシーに乗って、「どちらまで?」と聞かれて、地図を開いている運転手がいたら降りたくなりますよね?
それと同じで、部下に仕事をお願いして、「Word」や「Chrome」を開いて手作業をしている人とは関わりたくないです。
依頼されたら、速攻でAIに相談して、資料集めから何もかも自動化してくれる人に相談したいと思うはずです。
「おもてなし」は終わった

引用:
https://generator.tubudeco.com/g877/
人間の「おもてなし」は生成AIの登場で過去のものに…
1時間かかって100%のアウトプットより、
5秒で80%のアウトプットができてしまう時代になってしまった。
人間が頑張るところは残りの20%の箇所になってしまったので、本当にここの20%だけであり
まだ日本の評価制度がAI をどれだけ使っているかがブラックボックス化されているので、年功序列などがそのまま続いている状況になっている。
小学校のときは居残りしたくないから勉強頑張ったのに、会社は居残るとお金がもらえる謎仕様

小学校では、成績が悪い(学習効率が低い)と「居残り」という罰則で、改善を促されます。
これは非効率を是正する仕組みです。
しかし、会社では、時内に終わらない(非効率な)人ほど「残業代」として賃金が支払われ、結果として「報酬」として扱われる矛盾がある気がしてならない。
本来罰せられるべき非効率な行動が、「罰」と「報酬」という真逆の評価になる社会の構造は、根本的に謎に満ちている。
これ自動化すればいいのになと思うことは何度となくあります。
生成AIを利用して評価される分野は「機械的に評価される客観的な分野が良い」
人間の評価が入ると、部下のやる気など、報告の頻度など意味不明なパラメータが入ってしまうので
とにかく数値だけで評価される指標が重要視される分野では生成AIはどんどん活用していったほうがいいだろう。































