かずきち。の日記

サーバサイドエンジニアのつぶやき

耳が聞こえない・耳の遠い家族がいる人のためにアクセシビリティでチャイムや電話の音をiPhoneに通知させる方法


iPhoneアクセシビリティ機能は生かせていますか?

そもそもiPhoneアクセシビリティ機能をご存知でいない方も多いかと思います。
まずiPhoneは世界のスマホシェアの中で圧倒的な割合を占めていますが、iPhoneが人気な理由はただ単純におしゃれだからではありません。
老若男女に愛されるアイテムでないと世界中で人気になれません。

AppleGoogleユーザビリティテストを行います
ウェブの世界にはユーザビリティスコアという概念があります。
ここでは足が不自由な方、目が不自由な方、耳が遠い方などでもモバイルデバイスが使いこなせるか?というものをテストします。
なのでよくIT系の会社には妊婦さんのモニターだったり、いろいろな外的内的要因を持っている方々がオフィスに招かれてヒアリングが行われます。

昨今はお年寄りもスマートフォン所持者

なので、子供と同じ機種にすれば家族からのサポートが受けられやすいです。
今回は耳が遠い家族がいる方向けに「サウンド認識」を紹介します。

設定方法

歯車マーク→コントロールセンターと進み、「サウンド認識」というメニューをオンにします。

ここでiPhoneによる環境音の認識をオンにします。

次にiPhoneに認識させたい「音」の種類を選択します。
玄関のチャイム、電話ノベル、赤ちゃんの鳴き声などiPhoneに通知させられます。

iPhoneのコントロールセンターを開いて

サウンド認識をオンにしておきます。

サウンド認識音にしたiPhoneがドアベルなどの音声を拾うと、画面上に

「ドアベルの可能性のある音が認識されました」

と表示がされます。

耳が遠い家族がいる家庭には役立つ機能

この機能を家族のスマホでオンにしておけば、些細な音もちゃんと気がついてくれます。
日常生活で役立ちそうな機能ですが、この機能実はウクライナの爆撃サイレンの認識でよく使用されました。

applech2.com

戦時中は空襲警報などがなりますが、お年寄りはその空襲警報が聞こえなかったりします。
その際にiPhone音声認識機能で空襲のサイレンの音などを耳が聞こえない方にも通知できました。
もしこの機能面白いなとぜひiPhoneに設定してみてください。