かずきち。の日記

サーバサイドエンジニアのつぶやき

Googleタグマネージャーを使って、アクセス元のIPアドレスから自宅のIPアドレスを除外する

アクセス解析はサイトの視聴者の属性を把握する

一般にアクセス解析はホームページの閲覧数をカウントすることを目的とします。
しかし今日のアクセス解析ではサイトの閲覧者属性を事細かく解析することが可能です。
まず私たちは基本的にGoogleによって利用者属性を把握されていることを理解する必要があります。

myadcenter.google.com

まずにアクセスすると自身のプロフィールが表示されるはずです。
独身か?家族持ちか?
世帯年収はどうか?
学歴はどうか?
業種は何か?
がGoogleによって追跡されています。
これはGoogleが広告主に広告枠を販売する際に利用される情報です。

YouTubeなどで子持ちのご家庭なら、子供の学習塾の広告が流れたり
独身だったら、結婚相談所の広告が表示されたりするはずです。

Googleを問わず、インターネットのマーケティングにおいては個人属性の把握が容易

ログイン元回線の属性情報、ログインユーザの属性が可能になります。
そしてインターネットは技術の塊であると同時に「広告会社」の属性が強いです。
実際、テレビコマーシャルでテレビのゴールデンタイムに流れる広告と新聞に掲載される広告の特徴が異なるように
ターゲットの属性によって広告媒体が変わってきます。

サイト管理者もどんな人に自分のサイトが見られているかを知りたい

路上アンケートで、「年齢は何歳ですか?」「最近、このお菓子食べましたか?」
のように質問されて、QUOカードなどがもらえる該当インタビューがあり、
「自身はマーケティング会社に属していない、関連会社に属していない」などの条件を提示されることがあります。

それはそうですよね?
カルビーの新商品のマーケティングをしたいのに、競合他社の明治の社員がアンケートに答えたら、無意味ですから。
このような事態をインターネット上でも防ぐ必要があります。
自社が出稿した広告が自分自身に同一の広告が表示されたら、広告費・調査費用の無駄遣いです。

この問題を「Googleタグマネージャー」を使って解決します

閲覧が開始されるとアクセス解析が開始されます。
しかし、自宅からのIPアドレスのアクセスは除外させます。

具体的にはタグマネージャーにおいて、閲覧開始が始まったらアクセス開始をカウントするけれど…
IPアドレスがxxx.xxx.xxx.xxxの場合はカウントから除外するようにします。
ここでIPアドレスを黒塗りにしているのは公開すると自宅の住所を全世界に公開しているようなもので、黒塗りにしています。

自宅のIPアドレスがわからない人は確認君

www.ugtop.com
引用:
https://www.ugtop.com/spill.shtml

確認君とは自宅のIPアドレスを確認できるサイトです。
ここで表示される青い数字が自身のIPアドレスになりますので、このIP(数字)からのアクセスから除外するように設定をしましょう。

自宅からのアクセスを除外することはどうして嬉しいか?

まずは「アクセス解析で正しい数値を得られるようになる」というメリットの他に
CPCというクリック単価の向上が見込めます。

インターネット広告の単価はアクセス数に対して、高いクリック率をあげることができれば上昇しますが
当然自分で自分の広告をクリックしてはいけません。
マーケティング担当者が自社の商品を故意に購入して、水増ししてはいけないのと同じです。
そうすることでCPC(Cost Per Click)の上昇を見込むことができます。