引用:
https://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_4589.html
ChatGPTは命令を文章として実行してくれるので面白い
ChatGPTにGoogleが検索事業の脅威として緊急事態を宣言している。
それもそうだろう、従来の検索のスタイルは
人間が検索する
↓
Googleが検索結果を返す
↓
人間がそのページを見る
↓
人間がその結果を見て手作業で創作活動をする
だった。
しかしChatGPTは人間の思い描くゴールを直接聞けばいいから恐ろしい。
今までは一般事務に比べて、作家・音楽家は創造性を売りにしていたが、ChatGPTによって「創作」に関わる人間のバリューが大きく変わったのだ。
OpenAIの数々の人工知能はそんな「創作活動」を自動化する。
「太宰治っぽくコロナウイルスについて語ってください」とプロンプトを書いてみる。
ウイルスが流行しているということは、人々の内面にも何かが流行しているということだ。恐怖、不安、孤独、そして何よりも、自己中心的な思考がまかり通っているのだ。私たちはこの状況を受け入れ、自分たちができることをするべきだ。マスクを着用し、手洗いをし、社会的距離を保つことは、私たちができる最善のことだ。しかし、それだけでは十分ではない。私たちは自分たちの行動が他の人たちにどのような影響を与えるかを常に考えなければならない。誰かが私たちの行動によって病気にかかったり、命を落としたりすることがあってはならない。だからこそ、私たちは自己中心的な思考から脱却し、共同でこの状況に立ち向かわなければならないのだ。
と、太宰治は言うであろう。彼は自己破壊的な傾向があり、孤独との戦いが常に彼のテーマの一つであった。コロナウイルスが蔓延する現代社会においても、私たちは太宰のように、自分たちの内面と向き合い、自己中心的な思考から脱却する必要があるのかもしれない。
以上がChatGPTに書いてもらった太宰治風コロナウイルスである。
作家からしたらまさにChatGPTは恐怖である。
街に点在する「~~文学記念館」のような施設はこれからChatGPTを題材にした展示が増えていくかもしれない。
ChatGPTは単なるチャットツールではなく、現代の「もしもBOX」である。
「もしもBOX」とはドラえもんの道具であり、どんな結末かというと
のび太が「もしも世界中の人がいなくなったら?」というもしもボックスにお願いしたら、世界中から本当に人がいなくなり、のび太のお母さんもお父さんもいなくなってしまいのび太が悲しんだ。
ChatGPTは今までGoogleには聞くことができなかった「空想科学読本」の要素が強い。
空想科学読本とはもしもアニメなどの世界に現実の物理法則を適応させたらどうなるかをまじめに語った本であり、面白い。
例えば、もしもタケコプターが現実に存在した場合のニュートンの運動方程式を書くと、タケコプターを付けた人の「首はふっとぶ」というのを科学的に考察している本だ。
というアニメの中の話で当時は笑い話であった。
そんな世界が現実にやってきたということだ。
現実世界だったら人に聞くことができない質問でもChatGPTは真剣回答をしてくれるので、面白い。
ChatGPTは現実世界を返すGoogleとは違う、「もしも」の話ができる検索エンジンだと思って使うと活用の幅が大いに広がる。