上野の国立科学博物館で開催中の「ミイラ展」に行ってきました!
3連休の中日で激混みは想定内でしたが、家でうだうだするよりはいいかな?と思い、お出かけしてきました。
このミイラ展は単純なミイラの展示というより、ミイラを通じたある種の死生観がわかる展示でした。
またミイラと言うとどうしても古代エジプトのミラミッドとのつながりを感じてしまいます。
今回はなんでミイラが作られたのか?
引用:
「ミイラ43体」に隠されたそれぞれの人間ドラマ | ファッション・トレンド | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
撮影は完全NGでしたので、どのへんが面白いのかを簡単に。
そもそもミイラってなんだ?
ミイラは漢字で書くと「木乃伊」と書きます。
みなさん読めますか?
まずミイラが作られた目的を知らないといけません。
どうやら、古代エジプトの人は人間には5種類の霊魂があると考えられていたらしいんですね。
「イブ」、「シュト」、「レン」、「バー」、「カー」
という5種類の霊魂があると考えられていて、その魂の構成要素を人間の体である「ハー」に格納するわけです。
なので、人間の死後である「第二の誕生時に魂の入れ物である「ハー」がないと魂の入れ物がない。
だからみんなこぞって霊の入れ物であるミイラを作成したわけです。
この展示はなんでミイラを作るの?からミイラってどんなの?っていうのをざっくばらんに説明した展示でした。
ミイラは抜き取った内蔵はどうするの?
死後の世界でももう一度、臓器を使用したいので、ミイラを作る際はカノプスの壺に臓器を保存していきます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8E%E3%83%97%E3%82%B9%E5%A3%BA
若干、壺漬けカルビ感がありますけどね。
日本の即身仏の方がエグい気がする
エジプトは基本的に亡くなったあとに臓器を取り出して、体を保存するというシステムになっています。
しかし日本の場合、「即身仏」というエグいシステムが存在します。
即身仏とは仏教の修行者が、「行」を行うことを通じ、この肉身のままで究極の悟りを開き、仏になることを言います。
自分がミイラになるまで、自分の意志で修行をするわけです。
www.youtube.com
引用:
https://www.youtube.com/watch?v=hHbZQW2WOsI&loop=0
エジプトのミイラは亡くなったあとに、他の人間がミイラになるように処理してくれますが…
日本の即身仏の場合はミイラになるまで、自分でお祈りをし続けるらしいです。
なかなかエグいですね。
思いがけずミイラになった動物たち
ミイラは人間だけかと思いきや、自然環境の影響で自ずとミイラになった動物もいる。
山岳地帯のウサギやコウモリがその一例になる。
引用:
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/062400157/
ネコも死後の世界のためにこんな風にミイラにしてもらっているわけです。
会期は2020/2/2/24までやっています
残り1ヶ月ちょっとですね。
l-tike.com
引用:
https://l-tike.com/event/mevent/?mid=440595
当日券:一般・大学生¥2,200 / 小・中・高校生¥1,100で販売しておりますので、興味ある人はぜひ!