DHCPという言葉聞いたことありますか?
家で無線ルータなどを自力で設置したことがある人は聞いたことがあるかも知れません。
DHCPとは
DHCP = Dynamic Host Configuration Protocol
の略で
TCP/IPネットワークにおいてホストに設定情報を伝達するための仕組みです。
家にある複数のネット端末に自動で家庭内IPを割り振ってくれます。
ここまで聞いてまだ意味不明ですよね。
もう少し解説していきます。
昨今は家にモバイル端末がいっぱい
家にパソコンやスマホが何台もあるというご家庭は多いと思います。
ルータというのは自宅に入ってきたパケット(インターネット上からの情報)を仕分けしないといけません。
昔でいう郵便局の本局みたいなものを想像してください。
今の時代はメールやLINEですぐに相手にメッセージが届きましたが、昔の年賀状とかは年末に人手で郵便の仕分けをしないといけません。
郵便番号を見て
「この郵便番号は〜〜県」
「この郵便番号は〜〜市」
「この郵便番号は〜〜町丁字」
というふうに、仕分け作業が発生します。
それと似たようなことが自宅でも存在するはずです。
ルータは家の中のどのパソコンにパケットを届けるのか分別している
最近では一家でパソコンを何台も持っているということがあると思います。
父のパソコン
母のパソコン
息子のパソコン
娘のパソコン
父のスマホ
母のスマホ
息子のスマホ
娘のスマホ
のように家の中に複数のインターネット端末があります。
引用:
https://www.sozai-library.com/sozai/655
家にあるルータには
父のパソコンは 192.168.0.1
母のパソコンは 192.168.0.2
息子のパソコンは192.168.0.3
娘のパソコンは 192.168.0.4
父のスマホは 192.168.0.5
母のスマホは 192.168.0.6
息子のスマホは 192.168.0.7
娘のスマホは 192.168.0.8
のように各端末に家庭内独自の番号を割り振ることで宛先を「自動」で分けているんです。
一番初めに出てきた「DHCP」という言葉は
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、TCP/IPネットワークにおいてホストに設定情報を伝達するための仕組みです。 DHCPはクライアント・サーバ方式で、DHCPサーバがネットワークアドレスを動的に割り当て、設定情報とともにホストに送信します。
なので、自動的に家庭内に端末が増えたら自動的にネットワークアドレスを割り振るよという機能のことなんです。
大昔のルーター設定をしたことがある人は
引用:
https://www.aterm.jp/support/guide/non-category/quick/011/main2.html
ブラウザに192.168.10.1と叩いて、ルータの設定をマニュアルで出したと思うんです。
そこで
父のパソコンは 192.168.0.1
母のパソコンは 192.168.0.2
息子のパソコンは192.168.0.3
娘のパソコンは 192.168.0.4
父のスマホは 192.168.0.5
母のスマホは 192.168.0.6
息子のスマホは 192.168.0.7
娘のスマホは 192.168.0.8
という操作を手作業で行うんです。
昔のインターネットは不便だったんです。
今の学生は昔の人ってこんなめんどくさい設定してたのかレベルでルーターの設定は大変だったんです。
こいつを解決してくれるのがDHCPなんですね。