かずきち。の日記

サーバサイドエンジニアのつぶやき

ブログサイトやメールサービスの収益構造を考えたことはありますか?


引用:https://hatena.blog/guide/compare

世の中のウェブサービスの多くが無料で提供されています

Gmail、YouTube、各種ブログサイトが無料で使うことができます。
どうして無料で使うことができるのでしょうか?
理由は簡単です。
Gmail、YouTubeを提供している「Google」もブログサイトを運営している「はてな」も
サービスを無料で使わせてくれる代わりに広告枠を送り込んでいるからです。

ウェブサービスが無料で提供されているのは、テレビが無料で配信されているのと一緒

フジレビを見ていて、コマーシャルが流れるのは文句言いませんよね?
だってテレビ番組を無料で見させてもらっているから。
広告出稿主(カルビーやアフラックといった広告主)がテレビ局に広告費としてお金を払うことで、視聴者は朝のニュース番組を無料で見れているわけです。
つまりサービスを受益する人、サービスを提供する人の間に広告主が入ることでテレビの受信料を支払わないで済んでいます。
フジテレビを無料で視聴できるのは、コマーシャルをみんなが見てくれるおかげです。
一方でNHKに広告が流れないのは、コマーシャルを流さないかわりに受信料を取っているからになります。
またAmazonプライムに広告が流れない理由も会員に年会費を払ってもらっているからです。
無料または割引でサービスを使うということは運営者にある程度の広告掲載を認めないと意味がない。
ウェブサイトやテレビに広告が掲載されるのはこのような理由ですが、新聞も似たような理由で紙面に広告が掲載されます。

朝日新聞に月額4400円から4980円を新聞購読者は毎月お金を払っているのに、新聞紙面に本やイベントの広告が載っています

新聞や雑誌に毎月お金を払って購読しているなら、新聞や雑誌に広告を乗っけるのはおかしいと思いませんか?
それは広告が載っている代わりに安い値段で使わせてもらっているのが正しい。
もしも朝日新聞に広告がなければ、毎月の購読料は跳ね上がります。
もしもテレビにコマーシャルが流れなければ、テレビ局はつぶれます。
もしも電車につり革広告がなければ、電車の運賃は上がります。
もしもブログ運営会社に自社が提供する広告を載せられなければ、ブログ運営会社はつぶれます。


引用:
https://hatena.co.jp/ads

ユーザーが一生懸命書いたブログに「はてな」はせっせと広告を貼って、広告枠を上記金額で企業に売りさばいています。
勝手に広告載せてほしくないならが嫌ならお金払えよと言うのがブログサービス運営者の言い分です。

フリーミアムのモデルは2種類ある

運営者が広告を掲載することで、安価・無料に提供している場合と
運営者が利用者から利用料金を徴収して提供する場合

広告を掲載することで安価に提供する例が民放のテレビやNetFlix広告付きバージョンです。


引用:
https://shop.ccp.jp/media/netflix-price/


NetFlixは       通常1490円/月ですが、NetFlix広告付きプランは   990円/月です。
つまり広告が映画の最中に流れる代わりに毎月200円も安いのです。
映画の最中に広告を流してもらいたくないなら200円高いプランを契約しなければいけないです。

ブログサイトも広告を出してほしくなければProプランを契約しなくてはけない

無料でサービスを使わせてもらうので、どこに広告を流されても文句は言えないです。
ブログを運営している会社は「ここのブログなら収益を上げられるな」というブログに広告を流し込みます。
広告出稿主もテレビよりもブログサイトの方が広告成果が良いなと思えればば、テレビよりブログに広告を出稿します。

次にインターネットは現実空間ではない仮想空間ということも重要

インターネットというのは毎日誰かしら投稿しなければ、廃墟と化します。
Youtubeも誰かが動画を投稿してくれているので、動画がたくさん流れます。
インターネットの初期ではいかにインターネット上に文章を書いてもらうか?が非常に重要でした。
Yahooニュース見たら毎日たくさんの記事が更新されています。
それがYahooニュース見ても何もニュース記事がなかったらどうでしょう?
誰もYahooニュースを見なくなります。
なので、GoogleとやYahooといった企業はインターネット上に投稿をしてくれる人を大変重宝します。
ラジオのハガキ職人と同じですね。
ラジオのリスナーからのお手紙を紹介している番組が多いですが、そもそも誰一人としてリスナーがはがきを送ってこないラジオ番組があったら、その番組は終了です。
なのでリスナーからの投稿でなりたっているラジオ番組同様に、インターネットも一般利用者からの投稿がないと死ぬほどつまらない世界になります。
1日全世界で10通の投稿しかないTwitterがあったら見たいと思いますか?
なので、インターネット空間を盛り上げてくれる人(動画を投稿してくれる人、ブログを書いてくれる人、インターネットを使えない高齢者を助けてくれる人、インターネットのバグを発見してくれる人、動画サイトにダンス動画を上げてくれる人など)を応援してくれているのです。