ウェブページは作る人側と見る側の人間がいる
今回はインターネット上の収益化構造に話します。
YouTubeやブログには広告が掲載され、コンテンツ作成者の収益に繋がっています。
しかしインターネット広告には自分のブログに掲載された広告を自分でクリックすると無効になる。
最悪アカウントが停止になる恐れがあります。
ということは自分のサイトでAdblockで広告をブロックすればよいのでは?
それはその通りで広告ブロッカーを自分のサイトで使えば、当然自クリックをしないで済むので収益確保にはなるのですが…
今度は拡張機能と広告が競合して、ブログの編集ができなくなるのです。
大事なことなので2回言いました。
GoogleタグマネージャーとAdblockを併用することで自サイトを自身が覗いた際だけ、「タグマネージャーは有効」じかつ「Adblockは無効」という状況を作ります
この設定をすると何が嬉しいかというと…
タグマネージャーのおかげで
サイトを見るときには自サイトで広告が表示されない
AdBlockの除外設定おかげで
サイトの編集ページをいじるときだけ、広告が表示される
特殊な設定が併用できるのです。
少しわかりにくいので美術館の入場料で説明しましょう
あなたはこれから〇〇美術館で展覧会を見ようとしています。
〇〇美術館ではA展覧会と・B展覧会を行っていて、
A展覧会は入場料が2,000円で、東京都在住の人は1,000円で入場ができます。
B展覧会は65歳以上・6歳以下の入場料は無料で、それ以外は一律800円で入場ができます。
のような複雑な条件分岐をチケット売り場の店員さんは手作業でやってくれているのです。
これと同様の作業がインターネット上でもある
https://www.aaa.com/にアクセスするすべてのユーザーには広告を見せる
ただしhttps://www.aaa.com/に123.123.10.0のIPアドレスからアクセスしたユーザーに対しては広告を見せない
のように利用者を区分させて挙動を変更したいわけです。
ここの設定をどこに埋め込むか?というのが重要なのです。
サーバー側で設定するのか?ユーザー側で設定するのか?
さきほどの広告の例をあげれば、利用者を切り分けることでより広告単価の高いセグメントに広告を出せ、なおかつ自身のトラフィックは広告閲覧から除外ができるわけです。
フジテレビで夜の7時から流れる広告をこの地域の視聴者 かつ この年齢層の視聴者 かつ 今まで〜〜の製品を買ったことがない視聴者 にのみ表示のようなことが
インターネット上では簡単に行えてしまうわけです。
しかも理論上はわかるけれど、そんなことどうやるんだ?ということがGoogleタグマネージャーでは簡単に実装ができます。
今回はAdBlockのお話をしているので、特定のURLでだけ広告無効の設定を無効にする設定をしましょう
無効の無効はマイナスのマイナスはプラスのようなものだと思ってください。
そのためにはAdBlockのフィルタリストのホワイトリスト欄に自身のブログの編集URLページだけ広告表示を許可にしてください。
そうすればjavascriptなどが止まらず正常にサイトが動作します。