車に乗っていると信号機がすぐ変わってむかついたことはないか?
乗用車を運転しているとやたらに信号の色が早く変わるなと思ったことはないだろうか?
これには公共交通機関の運行を支援するために都心のバス区間ではバス優先で信号機の色が変わるシステムが入っている。
早く新宿から渋谷に向かいたいバスと早く新宿から渋谷に向かいたい乗用車がいた場合、
バスの方を優先したほうが乗客の人数が多いので、バスの到着時間を優先したほうが公益になるよね?
ということで都心を運行するバスにはPTPS(Public Transportation Priority System)という機能が入っている区間がある。
車のIT化と言えばカーナビだけだと思ったら大間違いである
引用:https://www.seiss.co.jp/products/its/traffic_control/
交通管制システムは車に搭載されているビーコンから発信されるシグナルを受信して
信号機が「あ、車めっちゃ来てるな。青に変えなきゃ。」のように信号機が能動的に色を変える仕組みである。
引用;
https://www.seiss.co.jp/products/its/traffic_control/
よく都心で「信号変わるの早くない?」という現象が起きるのもこれが理由だ。
次にバスが定時運行できる理由もこのPTPSが大きく関わっている。
私は都心でGoogleマップを使いながら移動することが多いのだが、
交通を支援するシステムは複数ある。
交通情報提供システム(AMIS)
安全運転支援システム(DSSS)
公共車両優先システム(PTPS)
現場急行支援システム(FAST)
信号情報活用運転支援システム(TSPS)
引用:
https://www.seiss.co.jp/products/its/traffic_control/
いろんな交通支援システムが複雑に組み合わさって、信号を管理している。
これらからわかることは交通のIT化が進んでいるよねということではなく、
公共交通機関を使ったほうが定時に到着するということである。
公共交通機関が遅延すると社会活動に大きな影響を与えるので、バスなどは基本信号待ちに引っかからない仕様になっている。
※ただし都心に限る
交通渋滞を防ぐ方法は各国異なる
引用:
https://gigazine.net/news/20160805-7-circle-magic-roundabout/
イギリスでは環状の交差点を作ることで信号待ちなしの交差点をこのように作っています。
しかし以前イギリスに行ったときに、こんなに国土狭いくせにバカでかい信号作っていいのかね?と思いました。
都内でバスに乗ってみれば、PTPSの威力を垣間見える
本当にバスが信号に近づくと信号機の色が変わって、ほぼ待ち時間なしだ。
こんな神システムが導入されているので、都心では意外にバス移動も有効な手段なのである。
興味を持った人はGoogleマップでバスを使って移動してみてはどうでしょうか?
ちなみに過去、バスで遅延したことは都心ではないと思っています。
なるほどと思った人は今度友達に自慢してみましょう。