かずきち。の日記

サーバサイドエンジニアのつぶやき

2022年3月1日から適応される「関連コンテンツ」ユニット開放の準備はできている?

関連コンテンツユニットが開放される

support.google.com
引用:
https://support.google.com/adsense/answer/11170711

Google広告といえば検索ワードなどに応じた広告が表示されることが有名です。
YouTubeを見ていて「東京都にお住まいのあなただけに配信中」
みたいなフレーズはみたことはありませんか?

これは東京都からのサイトのアクセスにアクセスしている人に出している広告なのです。
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これは端末の回線の位置情報から、Googleが「この人は東京都に住んでいる30代男性だ」ということを特定して広告を出しています。

関連コンテンツユニットはPOSデータよりも強い

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コンビニとかは人手でこのお客さんは30代男性などと入力をしているのですが、
インターネットはとにかく自動化が好きでステルスで情報を集めます。

en.wikipedia.org
引用:
https://en.wikipedia.org/wiki/California_Consumer_Privacy_Act

GDPRの適用によってGoogle広告の個人情報の取扱も大きく変わる。
GoogleAmazonも一個人から個人情報を秘密裏に抜きますが、これからは

・本人が自身の個人データの削除を個人データの管理者に要求できる
・自身の個人データを簡単に取得でき、別のサービスに再利用できる(データポータビリティ)
・個人データの侵害を迅速に知ることができる
・個人データの管理者は個人データ侵害に気付いた時から72時間以内に、規制当局へ当該個人データ侵害を通知することが求められ、また、将来的には本人への報告も求められる。
・サービスやシステムはデータ保護の観点で設計され、データ保護されることを基本概念とする
・法令違反時の罰則強化
・監視、暗号化、匿名化などのセキュリティ要件の明確化

できるわけですね。
要は自身の情報をきちんとコントロールすればGAFAに情報は抜かれなくなるわけです。
日本企業はEU関係ないだろうと思われがちですが…
EUに支店を持っている企業、EUからの商品を取り扱う企業は対応が求められます。

顧客から情報が抜けるということは顧客にマッチした広告が配信できる

今まで関連コンテンツユニットは一部のAdSenseユーザーにのみ開放されていましたが、その制限が来年3月から撤廃されます。
関連コンテンツユニットはサイトに馴染むように配信されるので、見ている人はそれが広告だと気が付かずにクリックをしてくれる事が多いんです。
多くの人がコンテンツだと思っている内容は「ad」、つまり実は広告であるケースが多いのです。

www.youtube.com
引用:https://www.youtube.com/watch?v=8uA_0F8MIlQ


AdSenseのエキスパートをしているiscleさんが収益化のコツを動画でまとめてくれていますので、これからサイトの収益化をされる方はぜひ見てみてください。
とても役に立ちます。