かずきち。の日記

サーバサイドエンジニアのつぶやき

【悪用厳禁】日本にいながらブラウザの位置情報を修正した偽装情報をウェブサイトに送信する方法!【パソコン版】

日本にいながら、パソコンのChromeブラウザに現在地とは異なる位置情報を送信する方法

Google検索の内容は現在位置などによって検索結果が異なります。
例えば、「ガソリンスタンド」と検索すれば現在地から近いガソリンスタンドを表示してくれます。
しかし開発環境上、どうしても日本にいるけれど外国にいるような環境を作らなければいけないなんて状況があります。
今回は日本にいながら、ブラウザに海外の位置情報を送る方法を紹介します。
決して犯罪というわけではなく、開発者向けに公開されている方法になりますので、興味ある人は家でやってみてください。

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まずは通常通り、
www.google.co.jp
にアクセスしてください。
そうするとネットワークから現在位置を特定して現在地を表示してくれるかと思います。
ここを今回は「ロンドン」に変更してみます。
この方法を使えば、ロンドンにいると仮定して、検索結果を返してくれます。
なので、「restaurant」と検索したら、近くのレストランではなく、ロンドンのレストランが返ってきます。
この機能は開発者にとって非常に便利な機能で、日本にいながら仮想的に場所を変更ができます。

Google Chromeを開いたら「F12」でディバロッパーツールを開きます。

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すると一番右に「Sensor」という文字がありませんか?
たぶんここが「Japan」になっているかと思います。
つまり日本としての位置情報をブラウザ側に渡しています。
ここを「London」に変えるとロンドンにいるつもりで、Google検索は検索をしてくれます。

試しに「Station」と検索してみましょう

もちろん日本にいればJRなどの最寄り駅が表示されますが、先程位置情報をロンドンに変更したので…

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「Green Park Station」
https://www.google.co.jp/maps/@51.507351,-0.127758,18z?hl=ja

が無事に現在位置として表示されたわけです。
どんな時に使うのか?といえば、あくまでもディべロッパーツールとして使ってください。
これで犯罪のアリバイを作ろうとしてもだめですよ。
あくまでもデベロッパーツールなので、開発者向けの機能です。
iPhoneの人が見たらどうやって見えるのかな?アメリカの人が見たらどう見えるのかな?っていうのをテストするために使います。